講座 日本文学文化シリーズ4『王城の日本文学文化』

2016年10月28日、出版第4号 『王城の日本文学文化』(B6版169頁・本体価格1,600円)を発行

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『王城の日本文学文化』 <目次>

薬子の変と日本文学文化
藤原式家の天皇-皇位継承の闇
藤原式家と平城上皇家の没落
業平は天皇になれたか?
唐風謳歌時代を考える
日本人と中国憧憬
嵯峨天皇の好尚-勅撰三集の時代
国風は暗黒だったのか?
天皇の歌集-『古今和歌集』論
二つの「序」-残された草稿の謎
和歌は天地開闢とともにある
『萬葉集』は勅撰だった?
解体された「家集」
天皇の歌集-「四季」と「恋」
再び「真名序」について-「好色之家」と「乞食之客」
『伊勢物語』と九世紀
『源氏物語』「絵合」巻の『伊勢物語』
『伊勢物語』の「深き心」
「物名遊び」と「二条の后」
「二条の后」との隠された恋、その真相の露見
没落貴族と「鬼」の藤原北家
「東下り」と没落貴族
九世紀のうたの歴史は誰が担ったか
紀貫之と日本文学文化史
『土佐日記』の冒頭をめぐる問題
紀貫之自筆の『土佐日記』
『土佐日記』は仮名書きをめざした
「女房」が記した『土佐日記』
紀貫之の墓
物語文化システム論-『源氏物語』の誕生
「ものがたり」の語義
おもしろい話(おしゃべり)が仮名になる-物語文芸の誕生
十世紀の物語事情-『三宝絵詞』を読み解く
「物語」の語義と『源氏物語』の構造
『源氏物語』の正編と続篇
光源氏の「醜聞(スキャンダル)」
「いろごのみ」のこと-在原業平と光源氏
あとがきに代えて
女性と仮名
女房のこと